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前立腺がんへのよくある質問

監修:
群馬大学名誉教授 黒沢病院予防医学研究所所長 山中 英壽 先生
協力:
黒沢病院予防医学研究所 熊坂 文成/加瀬 嘉明

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分からないこと、不安に思うことなど、よくある質問に専門医がお答えしています。

その他

直腸内触診とはどのように行うのですか?

直腸内触診とは、医師が前立腺を触診する検査で、肛門から直腸に指を挿入して行います。直腸の壁越しに前立腺に触れてみて、なにか異常があるかどうかを調べます。

前立腺がんの検査にはどのくらい時間がかかりますか?

前立腺がんの検査には、PSA検査、直腸内触診、前立腺MRI検査、経直腸的超音波(エコー)検査、前立腺針生検、CT、全身MRI、骨シンチグラフィーなどがあります。どのくらい時間がかかるのか、入院が必要になるのかなどは、検査によってそれぞれ異なります。検査を受ける前に主治医に確認してください。

前立腺がんの検査では直腸内触診をするのですか?

前立腺がんのスクリーニング検査には、大きく分けてPSA検査だけを行う場合と、PSA検査と直腸内触診の両方を行う場合があります。PSA検査を単独で行った患者さんでも、その後、確定診断の前に直腸内触診を行います。前立腺がんの検査の内容は施設によって多少異なりますので、受診の際にあらかじめ確認してみてください。

高齢なのですが、治療を受けるのに体力がもつでしょうか?

前立腺がんの治療法には、大きく分けて手術療法、放射線療法、内分泌療法があります。患者さんの年齢は、治療法を選択する際の目安のひとつとなりますが、年齢だけでなく、全身状態、がんの進行度(広がり)や悪性度などを考慮して、治療法を決定することになります。どのような治療を受けるかは、主治医とよく話し合ってから決めるようにしましょう。

前立腺がんの内分泌療法にはどのような薬が使われるのですか?

内分泌療法の薬物療法では、「LH-RH(GnRH)アゴニスト」、「LH-RH(GnRH)アンタゴニスト」、「抗男性ホルモン剤」、「女性ホルモン剤」が用いられます。

LH-RHアゴニストは、下垂体から分泌されるLH-RH(GnRH:性腺刺激ホルモン放出ホルモン)とそっくりな構造をした薬で、精巣から男性ホルモン(テストステロン)が分泌するのを抑えます。精巣は、下垂体から分泌されるLH(Gn:性腺刺激ホルモン)の刺激を受けて、男性ホルモンを分泌します。LHは、LH-RHの刺激を受けて分泌が促されることから、LH-RHアゴニストを投与してLHの分泌を抑え続けると、精巣が刺激されなくなります。その結果、男性ホルモンが分泌されなくなり、前立腺がんの縮小効果が得られます。

LH-RHアンタゴニストは、下垂体前葉にあるLH-RH受容体を直接的に阻害することにより、下垂体からのLHの分泌を抑制します。その結果、男性ホルモンが分泌されなくなり、前立腺がんの縮小効果が得られます。

抗男性ホルモン剤は、前立腺がん細胞内において、ジヒドロテストステロンがアンドロゲン受容体と結合するのを阻害することにより、男性ホルモンの作用発現を抑え、がん細胞を縮小させます。

女性ホルモン剤(エストロゲン剤)には、精巣摘除術およびLH-RHアゴニストと同じく男性ホルモンの分泌を抑制する働きがあります。

不安で胸が押しつぶされそうです。先生は忙しそうですし、誰に相談すればよいですか?

あなたの命に関わるかもしれないことですから、大きな不安は無理もありません。もし、治療や予後について分からないことがあれば、やはり主治医に質問するのが一番です。忙しそうだからと遠慮する代わりに、質問を箇条書きにしておくなど、工夫してみましょう。医師との架け橋でもある看護師に相談したり、医師に、診療時間外で相談時間がとれないかを尋ねてみてもよいのではないでしょうか。しかし、医師から聞くべきことはすべて聞けたとしても、押しつぶされそうな不安が消えないこともあるでしょう。その場合は、心療内科医や精神科医、臨床心理士など、心のケアの専門家に相談することも考えられます。

また、がん患者さんやその家族同士のさまざまなサポート団体に参加することで、同じ経験をしているからこそ、悩みや不安を分かち合い、支えあえることもあります。このような団体は、インターネットや書籍などでも見つかりますので、覗いてみてください。

私の父はLH-RHアゴニストを投与中です。今度、介護老人保健施設に入所することになりましたが、LH-RHは高額治療のため老健での受け入れはできないと言われました。老健に入所する場合は、LHRHの投与をやめないといけないのでしょうか?

老健施設に入所していても、外来化学療法加算の届出を行っている医療機関においては、治療を継続して受けることができます。詳しくはお近くの医療機関に問い合わせてみてください。

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